新型コロナウイルス感染症対策とSDGs

緊急事態宣言から3週間がたちましたが、皆さまどうお過ごしでしょうか。
若干の効果はあらわれたものの、未だ終息は見えず緊急事態宣言も延長が見込まれます。

ワクチンに関しても、輸送ルートや保管方法などワクチン接種体制の構築には時間が掛かりそうです。

さて、日本では強制力のない「お願い」が多いと思いませんか?

それは、私たち日本人には自粛要請に従う道徳観があるからだと思っています。
私たちが住み暮らす地方(田舎)であれば、世間は狭く、より一層気をつかって生活をしているわけです。

私たちの住み暮らすこの地域でも感染者は止まっていないので安心はできませんが、
日本が欧米に比べて感染者が少ないのは、日本には『配慮・一手間』の習慣があるからだと思います。

衛生面を例に挙げると、皆がマスクをする『配慮』、アルコール消毒して手洗いするなどの『一手間』
このニューノーマルを、ほとんどの人は、特に抵抗なく受け入れています。
これが欧米だと、『私はマスクしなくてもよい権利がある!』なんて、皆が皆受け入れてはくれません。

仕事に例えると、
工場などでよく見かける『5S』(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)や品質管理、
旅館や飲食店での『おもてなし』も『配慮・一手間』がベースとなっているのではないでしょうか。

「自分のためにも、皆のためにも行動を自粛する。」というのは、
私たちが日本で生まれ育ってきた中で共有された道徳観で、その基準を多くの人が受け入れているという事だと思います。

現在、『SDGs』(継続可能な開発目標)が人々に共感を得ているように、
ハングリー精神だけではなく、『配慮・一手間』のような共存共栄の精神が地域の活性化につながるのだと私は考えます。

私たちは、『配慮・一手間』でガッチリと地域の皆様に寄り添った仕事を展開してまいりますので、お気軽にお声掛けください。